これは先日作製してセットされた左側１２３（２番オベイドポンティック）のブリッジです。これを御覧になってどう思いますか？おそらく歯科関係者の方なら10人中12人が「白すぎる、反対側と合ってない」と思うでしょう。
しかしこのブリッジをセットするまでにはちょっとした苦労がありました。一回目に作成したものは明度が足りず再製。２回目は結構いい感じになったものの、患者さんが納得せずに再再製。３度目は何とか納得してもらい仮着まで見届けてラボに帰った時に電話がかかってきて「仮歯みたいな歯がいい」とゴネている・・と言われてもう一度作製。。
４回目はどうしていいか分からず、POM（プレスオンメタル/メタルフレームにワクシングしてセラミックをプレスする方法）でほとんどステインもせずに納品しました。結果はかなり患者さんは喜んでらっしゃったみたいです。こちらとしては勝手に反対側に色やキャラクターを合わすのが正解だと思い込んでいますが、患者さんとしてはそうとも言い切れないみたいです。患者さんによっては中切歯１本でも周りと合わせずに白く作ってほしいという方もいますね。作り手側のエゴイズムを痛烈に感じた症例でした！　技工士として当たり前に持っておかなくてはいけない概念を置き去りにしていました。「審美の正解は患者が持っている」。

先日、なんか人だかりがあるなあとラボから外を眺めてたら、山崎邦正とジャルジャルがロケを行っていました。山崎邦正はかなり好きな芸人の一人なんでテンションあがりました～。彼は「月亭方正」という名前で落語もやっているんですが、それを見るために京橋花月に行くくらいファンなんです（笑）。まあテレビで見てるとやばいくらいスベる時もありますが、ヒットした時は腹がよじれるくらい笑わせてくれます。彼の「関係ないから～」というギャグがかなり好きで酔っぱらうとよく僕もやるんですが、あまり最近彼はやってくれないのでさびしいです！　いや～びっくりするくらいどうでもいい話ですね！