株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所

ACTIVITY / 活動報告

2013-02-20 16:20:00

シロナ勉強会・大森塾・新器材導入・ドラクエの話

こんにちは!最近、駄菓子屋でマイケル買いできる財力を身に付けた村田です。2/10(日)に、シロナ主催の皆川仁先生のサージカルガイドの勉強会に参加してきました。
弊社もインプラントメインのラボとして、ステントを作製する機会がよくありますが、作製するにあたり模型上では判断出来ない部分が多く、ちょっと悩んでいました。このサージカルガイドは、CT画像を立体的にとらえてデータに基づきステントを作製するシステムです。皆川先生は、「ガイドを使わずにインプラントを埋入するのは、夜間にライトをつけずに運転するようなもの。CTを使わずに埋入するのは、さらにお酒を飲んで運転するようなもの。」と言われていました。まあ、全てのケースにそうだとは思いませんが、感覚的にステントを作製するのは怖いなあと感じました。
会場には顔なじみの先生も何人か来られていましたので、終わってからミナミで飲みに行きました。

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2/12(火)の夜、大森有樹先生主催の大森塾に参加してきました。大森塾とは、口腔内をマクロな目線でとらえて、診査診断や治療計画の目を養うための研修会です。ドクターが中心ですが、今回から参加させていただくことになりました。会場は若手のドクターがたくさんいて、かなりの熱気でした。
今回は「カリオロジー(虫歯)」の話でした。我々技工士は、虫歯になって治療された後に、仕事が回ってきますので、虫歯になるメカニズムは意外と知りません。そういった意味で非常に勉強になりました。 歯をどう作るか・・も大切ですが、なぜ失ったか・・を考える事も大切だと実感しました。


下の画像は、最近導入した器材です。ついにApple社から、技工用のエンジンが発売になりました!  ・・・・・な訳はなく、ドイツのSCHICK社から新発売されたマイクロモーターです(リンゴのマークは勝手に貼ったものです。Apple社だけに、アメリカンジョークと流してください)。 弊社のミリングマシンがSCHICK社のものですが、そのエンジンが凄く良くて、ハンドピースが発売されないかと思っていたら、今回出る事になりました! 非常に軸にブレが無く、音もめちゃくちゃ静か。
それよりも何よりも、このスタイリッシュなコンパクトなデザイン!本当にApple社のipodを彷彿させるコントロールパネル!一目ぼれでした。

以前のマイクロモーターは、本体がこの5倍くらいあって、あまりかっこいいとは言えませんでした。技術の進歩は凄いですね。

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技術の進歩と言えば、ちょっとびっくりする話を耳にしました。私が小学生の頃大流行した、初代ドラゴンクエスト。その容量はどの位だと思いますか?・・答えは、64KBです。 これ、今の携帯の画像1枚分にもならないらしいです・・!そんな容量で、あの壮大なスペクタクルロマンを展開していたとは、ただただ驚きです。

ただ、その容量の少なさに当時の技術者たちは悪戦苦闘したとのことです。例えば、同じ頃に流行った「スーパーマリオブラザーズ」なんかは、ちょっとでもデータを軽くするため、草の形と雲の形は全く同じ形にしているらしいです。→検証画像

今の子供は当時の画像を見たら鼻で笑うかもしれませんが、当時の技術者の涙ぐましい努力があったからこそ、今の素晴らしいゲームがあるんですね。どの業界でも、パイオニア(先駆者)の存在は偉大です。

我々歯科技工業界も例外ではなく、桑田正博先生や山本眞先生達のあくなき研究心があったからこそ、今の技工業界は成り立っていると思います。道なき道を作られた方々のフロンティアスピリッツには、どこまでも敬意を表さずにはいられません。


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