ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、休日は四葉のクローバーを探すのが趣味の村田です。この度、弊社のスタッフ3人(足立・清水・杉山)が大阪セラミックトレーニングセンター(トレセン)を卒業しました。技工士以外の方はご存じないかと思いますが、トレセンとは技工士学校を卒業した後に行く教育機関で、1年間セラミック技工を徹底的に教え込まれます。そして、優秀な成績を残した生徒に与えられる賞を、見事足立と清水が頂くことができました。 トレセンには「卒業課題」というものがあるんですが、3人ともその作製の為に最後のほうは徹夜続きでした(笑)。下の写真がそれぞれの作品です。私が見ても、非常に素晴らしい作品です。
あと、この春で、一年間アルバイトとして仕事をしてくれた清水が、地元の福岡に帰る為、LAZARUSも卒業することになりました。逆に(?)、もう一人の福岡出身の杉山が社員として弊社に仲間入りすることになりました。 二人とも、とにかくこの先の歯科技工という仕事を、思う存分楽しんでほしいと思います!
足立作品
清水作品
杉山作品
このように我々歯科技工士は、時間もお金も使って(トレセンは1年で100万くらいかかります)血のにじむような努力をして技術を身につけていきます。もちろん、全ての歯科技工士がそのようにストイックな訳ではありませんが、上手な歯科技工士は皆すべからく努力をしています。 技術を身につけるという事は、本当に大変な事なんです。 私も職人の端くれとして、技術というものはどこまでも尊いものだと思っています。
しかし残念ながら、世間では家電量販店で冷蔵庫を値切るかのごとく、技工料金も当然のように値切られるという風潮がまだまだあるようです(弊社のお付き合いさせて頂いている先生にはいませんが)。
私たち歯科技工士は、既製品をそのまま横流しで販売しているわけではありません。前述したように、寝る間も惜しんで身に付けた技術・知識を駆使して、心をこめて1本の歯を完成させるんです。
材料代を企業努力で安くすることはいいことだと思います。弊社ももちろんそうしています。しかし、若者達が苦労して身に付けた技術を簡単に大安売りしてしまうような業界だと、この業界の未来は明るいとは言えないと思うんです。
さまざまな問題があると思いますが、少しでもこの業界の環境・待遇が良くなる事を切に願います。 以上、春ですし、全ての「頑張っている」技工士を代表して物申した次第であります。 ・・まあ春は関係ないですが!