ACTIVITY / 活動報告
(前回からの続き)
4日目も二日酔いの身体を引きずり学会に参加いたしました。 やはり、CAD/CAM関係の話が多く、完全デジタル化の未来が見える内容でした。
近い将来は、口腔内スキャンで縁下まで印象出来るようになるだろうとの事でした。 今回、同じ大阪の近所でクリニックをされている六人部慶彦先生の講演もありました。 そのプレゼンで補綴を担当してた技工士は、友人の鬼頭寛之さんでした。 ドイツ人にも決して見劣りしない補綴には、同じ日本人としてかなり誇り高い気分になりました。
メーカブースも、日本では出展してるのを見た事無い業者さんがたくさんあって面白かったです。 見た事ないミリングマシーンや、ピン模型作製システムが色々ありました。
たくさん質問したのですが、英語力不足で十分に理解できなかったのが残念(^_^;)
ちょっと面白かったのが、顔貌撮影し、歯列模型写真やレントゲンと合成しながら、初期診断するシステム。 もうこうなったら診断用ワクシングもデジタル化ですね!
その日は、学会終了後に「オクトーバーフェスト」に行きました。オクトーバーフェストとは、九月後半から十月にかけて約一週間開催される、ドイツ最大のお祭りです。 この時期だけ広大な空き地に、遊園地や屋台などがたくさん設営されます。
また、敷地内に大きな体育館のような施設が10個位設置されてるんですが、このなかでみんなでビールを飲みまくるわけです。 この日ばかりは、普段寡黙なドイツ人も、みなさんテンションあがりまくり! お祭り気分を味わえてとても楽しかったです^_^。
この時知ってびっくりしたのですが、ドイツの電車には改札がないんです。 切符を買って、そにまま電車へ・・。 降りたら、切符を誰に渡すわけでもなく、持ったまま街へ・・。
はっきり言って無賃乗車し放題です。 でも、真面目なドイツ人は皆切符を買うらしいです。 こういうことからも、ドイツがいかに治安がいいかわかります。
あと、治安がいいのには、「警察がめちゃくちゃ怖い」ということもあるみたいです。 確かにいかつかったなあ・・。 オクトーバーフェストでも、ブロッケンJrみたいなお巡りさんがウロウロしていました。
かくして、ミュンヘン珍遊記が幕を閉じました。 色んな意味で非常に実りの多い旅でした。 知識も知り合いも増えたし、チーム大阪の絆も強くなりました。 モチベーションも上がりましたし、新しい目標もできました。
今年はあと11月にバンコク(タイ)へ、5日間ほどインプラント学会に参加する予定です。 海外の学会に参加するのは、やはり金額的・日程的・言葉的に難しい部分があるとは思いますが、現状を打破して前に進むためには必要不可欠だと思っています。 何かを変えたいという方にはオススメの行動だと思います。
ドイツにはまた行きたいと思います。 いい国です!!
最後に、こうして自由にラボを空けて色んなところにいけるのも、私が留守の間に完璧にラボを守ってくれるスタッフ達のおかげです。 今の自分の置かれている環境に感謝せずにいられません。