こんにちは、亜麻色の髪の村田です。　先週の２月２日（日）、大阪SJCDの例会に参加してきました。この日は午前中は会員発表、午後はアメリカのマイクロの権威であるDr.シャネリックの来日講演でした。午前の会員発表は２名で、どちらも松川敏久会長の医院のスタッフである岩田先生と、技工士の井上さんの発表でした。二人とも素晴らしいケース発表で、本当に感心しました。
岩田先生とは院内ラボ時代に、井上君とはアメリカ修業時代に一緒に過ごした事があります。二人とも年齢・キャリアは共に後輩にあたるのですが、審美ケースの技術的にはすごい勢いで追い抜かれてしまいました・・！　このお二人に限らず、後輩が上手くなっていくのは、うれしいような切ないような複雑な気持ちです。　きっと亀仙人はこんな気持ちだったんでしょうね・・（笑）。

今回は、私がいつも読んでいるオススメのブログを紹介します。
「歯科技工士の仕事の現状を赤裸々に語る元女技工士」というタイトルのブログです。
このブログは、タイトル通り元技工士の女性が、歯科技工士業界の問題点を赤裸々に語るといった内容です。まあ、一言でいえば「技工士業界・歯科業界への恨みつらみのオンパレード」です（笑）。　でも、こんなブログなら今までもありましたし、掲示板等でも「歯科技工士」で検索すれば、いい情報なんて何も無いのが現状だと思います。技工士の仕事に対する愛の無さが悲しくなるし、私としてはあまり気持ちのいい情報ではないので、正直この手の記事はあまり見ないようにしていました。

でも、この女性のブログはいつも見ています。というか、かなり彼女のファンです（笑）。
理由としては、まず文章力が大変優れているので読みやすいということ！　そして、かなり意見がクールで的を得ているということ。　おそらく、非常に頭の良い方なんだろうと思います。　「技工士あるある」がいっぱいです（笑）。どこの職場にも、確かにこんな嫌な先輩いたよなあ・・と懐かしくなりました（笑）。

　内容的に、ちょっと極端な書き方をされている時もありますが、ここに書かれている事は、大部分の技工士が感じている事だと思います。
彼女のブログを読んで、私としても非常に勉強になっています。　彼女の提唱する問題点に関して、「ウチは全て逆だ！」と言いたいところですが、残念ながらいくつか当てはまってしまうところもあり、それに関しては、自分の中で今後の弊社の課題とさせて頂いています。

ブログ内で、ドクターに再形成・再印象をお願いする時は、技工士としては「山本太郎が天皇陛下に手紙を渡す位の覚悟が必要」と書いてありますが（笑）、確かに言い得て妙だと思います。　再形成は患者様の来院の手間も増えますし、技工士としては最も言い出しにくい事の一つだと思います。　（決して思い上がる訳ではありませんが）弊社のようなスタイルでもそうなんですから、保険主体の歯科技工所だと、本当に再印象はなかなか言えないと思います。

それを考えると、いつも快く再形成・再印象に応じて下さる先生方と取引させて頂ける状況にある事は、本当に幸せな事だと思います。逆に、印象が悪いのに無理して作製すると怒られる事もあります。「再印象なら何度でもやるから、ちゃんと言え！」と（笑）。

何にしても、一度このブログを一読される事をオススメします。　余談ですが、途中で「後輩をいびり倒すアラフォーの男性技工士」と、「若手ドクターと恋に落ちるアラサーの女性技工士」のちょっとした小説があります。　これが非常に面白いんです！　　いや～素晴らしい文章力です。　特に女性技工士が彼氏の実家に行くくだりはドキドキします（笑）。　是非とも読まれたし。