こんにちは、サイン・コサイン・村田です。技工士学校やトレセン等も就職活動の時期のようで、弊社にも見学依頼を頂く季節となりました。今は技工学校の学生さんは売り手市場のようですね。　逆にラボ側としては、なかなか人材確保が難しいという話をどこにいってもよく聞きます。もちろん弊社も例外ではなく、出来るだけやる気のある若者を確保したい・・という気持ちは同じです。若者の「技工離れ」が進んでいるこの業界では、若い技工士を探すのはウォーリーを探す１０倍難しいというのが定説です（知りませんが）。
私が技工士学校を卒業したのが2002年なんですが、その時は今とは違いなかなか就職先が無かったように思います。事実、私は就職させてくれる所が見つからないまま卒業式を迎えてしまい、その後なんとか先生の紹介で保険のデンチャーラボに拾って頂いたというような状況でした（そこの社長には大変よくして頂きました）。それを考えると、今の学生さんはやる気次第で環境を自由に選べるのは、大変羨ましく感じます。
これは私の考えですが、就職先によってその後の人生は大きく変わると思っています。　私は学生時代に寺尾登喜雄氏（神戸デンタルアートスタジオ）のラボにお世話になったおかげで、この仕事にやりがいを感じ今に至っています。正直、やる気と才能のある若い芽を摘んでしまうようなラボがあるのも純然たる事実です。学生さんにはその辺りを見極めて頂き、仕事もプライペートも充実した人生を歩んで欲しいと切に願います。

若い技工士さんが少ない理由に「技工士学校への入学者の激減」と、「離職率の高さ」が挙げられます。　離職率が高いということは、技工士免許を持っている人はまあまあ多いと言い換えられると思います。
そこで、技工士免許を持っている有名人を調べてみました。有名どころでは、シャンプーハットの２人でしょう。この２人は、新大阪歯科技工士専門学校の野球部で出会ったみたいです。あと、俳優の神保悟志さんもライセンス持っているみたいです。結構好きな俳優さんだったので、なんか嬉しいですね～。
あと、ホラー漫画家の伊藤潤二さん。私はホラー漫画は嫌いなんですが、伊藤潤二さんの作品だけはめっちゃ好きで、二十歳くらいの時に漫画喫茶で読みまくりました。　ホラーの枠を超えた、独特の不気味さにやみつきになりました。「富江」シリーズは映画化されたりして有名なんで、結構知っている方も多いと思います。伊藤さんは技工士と漫画家を平行してされていましたが、激務すぎて漫画一本に絞ったとのこと。そりゃそうでしょ（笑）。今彼の作品を見てみると、さすが元技工士、「歯」がちゃんと解剖学的に正しく描かれています。結構「歯」って、漫画ではテキトーに描かれて、よく気持ち悪い思いをするんです。上顎と下顎の前歯が全く同じ大きさで描かれてたり、歯の数がやけに多かったり、形が無茶苦茶だったり・・（下画像が悪い例）。そういう意味では、彼の作品は安心して読めます（笑）。



あと、ケンドーコバヤシの元相方で、モストデンジャラスコンビというコンビを組んでいた村越さん。彼も、ケンコバと別れたあとに技工士学校に入学したみたいです。
動機は白衣を着る仕事がしたかったからとの事ですが、歯科技工士は特に白衣を着る仕事ではないと、入学してから気付いたみたいです（笑）。厳密に言うと、彼は技工士試験に落ちたので、技工士免許は持っていないみたいです。落ちる人ホンマにおるんや・・・。
上記の方々は「元」歯科技工士ですが、海外には現役の技工士さんで有名な方がいるみたいです。台湾在住の日本人技工士、瀬上剛さんという方です。彼は台湾ではグルメ番組等でタレントとしてまあまあ有名みたいです（台湾人のドクターに聞いたので、確かな情報です）。

多分他にも元技工士の有名人はいると思うので、知ってる人がいたら教えて頂きたいと思います。
今度「技工士さんが出て来る作品」特集をしたいと思います。映画やドラマや漫画に出て来る技工士さんを紹介します。そのうち書きます～。