株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所

ACTIVITY / 活動報告

2016-10-01 14:42:00

シンタリングリキッドセミナーin福岡&パラリンピックについてetc・・

 こんにちは、古き良き村田です。 先日、福岡は博多で開催された、Changhwan Kim先生(韓国)のデジタル技工セミナーに参加してきました(会場・株式会社ジオメディ)。 チャン氏は、弊社でも導入しているシンタリング前のリッキドである「チャンスリキッド」の開発者であり、韓国歯科技工業界の第一人者でもある有名な歯科技工です。 数年前韓国に訪れた時、偶然彼のラボにお邪魔する機会があり、その技術の高さ・機材の充実には当時度肝を抜かれました。 去年のラボ移転に際してのラボデザインは、少なからず彼の影響を受けています。

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 チャン氏のプレゼンは素晴らしく、審美技工だけではなく、デジタル・咬合・構造力学・デンチャー等、全ての分野に相当なレベルで造詣が深く、正直日本でもあれだけ全ての分野に精通している技工士はいないんじゃないか・・というほどのレベルでした。 韓国全土から、彼の元に若い技工士が集まるのも納得です。

 夜は一緒に博多グルメを食べに行き、色々質問に答えて頂きました。 他にも全国からたくさん技工士さんが来られていて、色んな情報交換ができて非常に楽しい夜でした。 ただ、結構この「活動報告」は色んな方に見られているみたいで、知らないうちに影響を与えてしまってるということにその時気づかされました・・。 下手なこと書けんな・・(笑)。 まあ、好き勝手書いててなんですが、こんなものは話半分で見ていただくに限るので、そこんとこお願いします!!

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今回は久々に、歯科技工のみのセミナーに参加いたしましたが、本当に勉強になったし、色んな人と話せて楽しかったです。 このセミナーは、11月5日・6日に大阪でも開催されるみたいなので、ご興味のある方は株式会社ジオメディ様までお問い合わせください。 オススメします!!


 先日、リオオリンピックに続いて、パラリンピックも終わりました。 今回メディアを見ていて、「パラリンピックの情報少なすぎるよなあ・・」とめっちゃ思いましたが、自分なりにネット情報で色々見ていました。 

 今回も、ハンディキャップを乗り越える姿には様々な感動がありましたが、個人的に一番ド肝を抜かれたのはこの選手でした。

 この選手は、ベトナムのパワーリフティングのレ・バン・コン選手です。 母親が妊娠中にデング熱かかった影響で、両足が未発達のまま産まれたということです。 今回、リオパラリンピックにパワーリフティング(ベンチプレス)49キロ級として出場し、見事世界新記録で金メダルを獲得しました。 その記録、なんと183kg・・・!! 181キロで優勝した後に、183キロを挙げて新記録を樹立しました。

 これ、実はとんでもない記録です。 健常者でもこの重量を挙げれる人は滅多にいません。 その辺の健常者のベンチプレス大会に出ても、ぶっちぎりで優勝する記録です!! 我らが室伏広治でも、ベンチは170キロ程度らしいです(まあ、それでもバケモンですが)。 49キロの体重で183キロって・・・!!  ベンチプレスをちょっと本気でやったことのある人なら分かると思いますが、ベンチプレスには足の力がかなり重要なんです。

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 上の画像のように、思いっきり体を反らせて、足で地面を蹴った勢いを、反った体を経て肩に乗せて、上にバーベルを押し上げるというイメージです(マニアックな説明!)。 逆に言うと、思い重量を上げるには足の力は不可欠なんです。

 でも、レ・バン・コン選手は当然足の力は使えないので、上半身の筋力のみで挙げていることになります。 想像を絶するトレーニングをしてきたことは、想像に難くありません。 いや〜〜・・・これはマジで恐れ入りました。 この人を見ていると、自分の言ってることのすべてが言い訳に聞こえてきます。 最近、元気をもらうためによく見ている動画です。

 

 先にも書きましたが、日本は欧米諸国に比べ、パラリンピックにはあまり興味がないのか報道があまりされません。 国によっては、パラリンピックの選手はアスリートとして認められた存在で、オリンピック選手同様の扱いを受けているとのことです(福祉の国であるイギリスは顕著です)。 競技によっては、オリンピックの記録を抜いたりしているので(走り幅跳び等)、もうちょっと報道してもいいのではと思うのですが・・。 

 

 で、その日本と外国の温度差を表しているような、私の好きなエピソードを一つ。  

 2003年に、テニス選手であるロジャー・フェデラーに日本人記者がインタビューした時のことです。 フェデラーと言えば、ウィンブルドンで5連覇を成し遂げた、史上最強のテニス選手です。 そのフェデラーに、錦織が世界の舞台に立つずっと前、日本人記者が「なぜ日本には、あなたのような世界的なテニス選手が出てこないと思いますか?」という質問をした時に、その記者に対してフェデラーはこう答えました。

 

 「君は何を言ってるんだ?? 日本にはクニエダがいるじゃないか。」

 

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  クニエダとは、車椅子テニスの国枝慎吾選手のことです。 今回のリオパラリンピックでは惜しくも金メダルは逃しましたが、その世界では圧倒的な強さで「レジェンド」と言われている選手です。

 さらに、その時自身のグランドスラム(4大大会を1年で制覇すること)について聞かれた時、「私よりもクニエダの方が先に達成するだろう」と言っています。 事実その言葉通り、その年国枝選手はフェデラーより早く、グランドスラムを達成します、

 フェデラーは、国枝選手を自分と同じステージで考えていたわけですね。 やはり、諸外国との温度差を感じるエピソードです。 しかし、国枝選手もすごいですが、フェデラーさんかっこいい(笑)!

 

 ついに4年後は東京でのオリンピック・パラリンピック開催となります。 自国での開催時は、ぜひともパラリンピックも盛り上がって欲しいと切に願います。 

 そして4年後のオリンピックが、私が生きているうちに日本で開催される最後の五輪となりますので(多分笑)、今から楽しみでなりません!!

 

 

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