見た目はおじさん、頭脳は子供！その名は名探偵ムラタです。　先日、東京は永田町で開催された、『即時荷重研究会』の発足記念講演会に参加してまいりました。　150人くらいの人が集まり、久々にかなり白熱した面白い講演会でした！！　色んな個性のある先生方が集まり、「みなさん本当にハートが強いなあ・・・」と妙に感心（笑）。

　「即時荷重」とは、インプラントを埋入したその日にプロビジョナル（仮歯）を装着する治療法です（通常、インプラント埋入後数週間〜数ヶ月経過後）。　この治療法には色んな意見がありますが、インプラントを入れてすぐに咬めるというのは、患者さんのQOL（quality of life「生活の質」の略称）向上にはかなりのメリットがあると思います。

　ただ、誰でも・どんなインプラントでも可能な訳ではなく、ある一定の基準を達した場合にのみ可能な方法であり、術者の知識・技術に左右されるシステムでもあります。　※以下が即時荷重のメリット・特徴

　即時荷重を行うにあたって、事前にラボサイドで即時プロビジョナルを作製することがよくあるのですが、闇雲に作製をするとチェアータイムが非常に長くなってしまいます。　そこで弊社では、様々な方法でチェアータイムを削減する試みを行っております（一応、企業秘密ということにしておきます 笑）。

　この講演会のディスカッションの中で、「そもそも即時荷重は必要か否か」でかなりの激論が交わされていましたが、患者目線で考えると『すぐに歯が入った方がいいに決まってる』と思うのですが・・・。　しつこいですが、患者のQOL向上に努めるのが、本当の医療だと思います。　弊社では、今後も積極的に即時荷重に関する技工技術を高めていこうと思っております。

　以前、イチローが「失敗から学ぶことはたくさんあるが、成功から学ぶことはほとんどない」と言ってるのを聞いた事がありますが、確かにその通りだな〜と思います（余談ですが、三宮で飲んでいたら隣の席にイチローがいた事がありました。　スリムだと思っていたのですが、目の前で見たら「厚み」が凄かったです。　やはりメジャーリーガーの身体は凄いです）。

　我々の仕事も「失敗との戦い」だと言っても過言ではありません。　私自身、あらゆる失敗を経験してきました（笑）。　当たり前ですが、大きなケースになればなるほど失敗のダメージは大きいです。 　院内ラボに勤めてた頃、夜中の２時にインプラントのフルマウスの上部構造をバーナーでロー着してたら、火を強く当てすぎて本体がドロドロに溶けてしまった事もあります。　次の日セットだったんで、もうどうしようも無くなり、ドクターと患者さんにひたすら平謝りしました（笑）。　溶かした瞬間は、大阪市内に響き渡るくらい絶叫しました（笑）。

　これも院内ラボの時ですが、中切歯がMBで、その隣の側切歯が保険の前装冠というケースがあり、「口腔内で色が合うかはわからないけど、せめてMBと硬質レジンの色は完璧に合わそう」と頑張った結果、模型上でその二本の色は完璧にマッチしたんです。　そしてホッとして、その二本をポーセレンファーネスで一緒にグレーズしてしまうという（笑）。　もちろん、１０分後に側切歯は灰になってました。　これはダメージは少なかったですが、自分が嫌になりました（笑）。

　その他にも、ありとあらゆる失敗をしてきた気がします。　近年はCAD/CAMが発達して、技工に関してはだいぶストレスが少なくなったと思います。

　私事ですが、もうすぐ誕生日を迎えます。　基本私は物欲のない方なんですが、今年は欲しいものがあり、自分自身に買おうかどうかかなり悩んでいます。　その欲しい物とは・・・これです（笑）。

　1/1スケールのロビンマスク（笑）。　欲しくて仕方がないけど、なかなか値が張るので・・（笑）。　しかし、めちゃくちゃ格好いい。

　小学校の時、ロビンマスクが欲しくて欲しくて、厚紙で自作して被って自転車に乗ってた時があります。　あれ、周りの大人はオモロかったやろな・・・（笑）。　

　ロビンマスクは、正義超人の中では年長者でリーダーです。　作中では、敵に老いぼれ扱いされるシーンなんかもあり、かなりおっさんだと思っていたんですが、調べてみるとまだ26歳（笑）。　

　ちなみにロビンマスクの鎧は、 超人強度９のサファイアで出来ています。　余談ですが。