ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、「飲んだら乗るな・飲むなら村田」です。 11月は「勉学の秋」らしくセミナーも多く、個人的には歯科以外のセミナーにもたくさん参加したので、非常に忙しくさせて頂きました。
先日は「日本顎咬合学会」の近畿支部若手ドクター向けセミナーにて、中山隆司先生(なかやま歯科・大阪市西区)と共に「CR(中心位)バイト採得&咬合器マウント方法」についての講習をさせて頂きました。
弊社も日常臨床にて、様々な医院様のフルマウス症例を多数担当させて頂きますが、正直非常にうまくいくケースとそうでもないケースがあるのも事実です。 うまくいくか否かはケースを進めていく途中で結構分かるんですが、その判断基準の一つが『CRバイトが正しく採得されているかどうか』という事になります。 今回のセミナーは、そのCRバイトをどうやって採得するか、それが正しいか否かをどうやって確かめるか、そしてそのバイトを使っていかに咬合器に正しく装着するか、という内容でした。
デジタル全盛のこの業界ですが、この部分はデジタル化するのが難しい『経験と勘』が物を言う部分だと思います。 これは本当に重要な部分だと思います。 是非ともまた同じ内容で開催させて頂き、大きな症例の精度を上げていって頂きたいと思っていますので、もし御興味のある方は、またご連絡いただけると幸いです!!
さて今年ももう12月に入り、弊社も本格的に年末モードに突入しました。 最近は様々な事を改革するために色んな試みをしています。 「革命」は必ず無理が伴い最初は歪みが生じますが、それが当たり前の状況まで持ってくることができれば改革は成功だと思います。
会社の改革も進めながら、私自身の「生活習慣」も一気に変える事にしました。 以前はどちらかというと「遅寝・遅起き」だったのですが、最近はこれを逆転させています。
どうやら、人は朝日とともに起きるのが正しいみたいです(笑)。 非常に心身ともに調子がいいです。
最近は5時に起床し刃牙ばりの野菜&タンパク質たっぷりの「ごきげんな朝飯」をたらふく食べ、6時に家を出て6時半からラボ近くのジムで思いっきり筋トレし、7時半過ぎから仕事を始めるという1日の始まりとなっております。
ジムでは音楽を聴きながら運動するのですが、最近必ず朝イチに聞くのはアニメ・キン肉マンの主題歌である「キン肉マン Go Fight!」」です。
冒頭の『GO! GO! Muscle!!』の掛け声と同時に高重量のデッドリフト行えば、目の前にある全てのモヤモヤは吹き飛びます!
ただ早く起きる分、やはり早く眠たくなります。 まっすぐ帰った日は、21時半〜22時には夢の中・・。 もうシンプルにジジイです(笑)。 そのうちゲートボール始めそうです。
12月はほぼ毎日忘年会なので、なかなかこのサイクルは難しいかもしれませんが、健康的に年末の忙しさを社員一同乗り切りたいと思います!!
突然ですが、来年から弊社で辞めようと思っていることがあります。 それは・・・。
「LAZARUS、鋳造やめるってよ」
ということです。
あえて「桐島、部活やめるってよ」的に言いましたが(笑)、もうこれは時代の流れで仕方のないことかと思います。
辞めるといっても、MBのコバルトのキャストを辞めるだけで、やはりプレシャスメタルやゴールドなんかはキャストします(っていうか、キャストでしか作れない。ゴールドをミリングするのはアラブの大富豪の経営しているラボ位でしょう 笑)。
結構前からこうしたかったのですが、やっと適合の面でもコバルトミリングでも問題ない所まで来ましたのでキャストを廃止する事にしました。 というよりも、もう時代の流れで「メタルボンド」は無くなっていくかと思います。 弊社でもMBはほとんど依頼がありません。 というわけで、来年からはMB/ハイブリットクラウンのメタルはCAD/CAMで作製する事になります。
とはいえ、私も「鋳造での精度追求」に青春を捧げた身としては非常に寂しい思いもあるんですが・・(笑)。 しかし、これも時代の流れです。
歯科関係者以外の方に申し上げると、ロストワックス法とは「ワックス(ロウ)で原型を作り、その周りを石膏で埋めて固め、釜でその石膏を焼いてワックスを溶かして、できた空洞に金属やセラミックやプラスチックを鋳込む方法」となります。
この方法のメリットは、やはり「精度の高さ・再現性」で、指輪等のアクセサリーでもよく用いられる方法です。
前述のキン肉マンの「キン消し」の原型ももワックスで作ってたと聞いたことがあります。 余談ですが、「キン消し」の原型は、山奥で仙人のような「原型師」がたった一人で作っていたらしいです。 作者ですら会ったことがなかったらしい・・・。 これはロマンやでぇ・・・。
実はこういう仕事、私もしてみたかったです。。 多分、やったらまあまあ上手いと思うんです(笑)。 技工学校の学生だった頃、石膏棒で「アントニオ猪木」を彫って勝手にショーケースに入れて飾ってたら、出来が良すぎて盗まれたことがあります(笑)。
ところで、「ポンペイ遺跡」というものをご存知でしょうか? ポンペイとは、紀元79年(日本の弥生時代)に火山の噴火によってわずか19時間で消滅した、イタリアにかつてあった古代都市の名前です(世界遺産)。
火山灰によって街全体が覆われ、調査が行われるまでその存在は埋もれることとなりました。 そして1700年の歳月の間に、死者(1万人以上とされる)の遺体は朽ち果て、空洞となって火山灰の中に残りました。
調査団は発掘方法として、何と「空洞に石膏を流し込んで再現する」という方法を選択しました。 不謹慎ですが、火山灰が埋没材の役割を果たしているわけですね。 何という発想・・・・・。 そして掘り起こされた像を見ると、やはりこの技法の再現性の高さをはっきりと表しているかと思います。 あまりにもリアルで、臨場感が半端じゃない・・・・。
下に画像を載せますが、人によってはショッキングな写真かもしれませんので、一応「観覧注意」でお願い致します。
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