株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所

ACTIVITY / 活動報告

2018-04-09 14:34:00

シドニー探訪記・新年度開幕etc・・

 こんにちは、学生時代はラーメン屋に「もう冷やし中華をやめるように」と圧力をかけるアルバイトをしていた村田です(嘘。くりいむしちゅーのANN「プニすけパチェコのコーナー」より)。

 

 さて先日、平日にお休みを頂き、オーストラリアはシドニーに行ってまいりました。 私自身、オーストラリアは初めてでしたので非常に楽しみにしていました。 

 当日は、伊丹から羽田経由でシドニーという予定でしたが、伊丹空港のANAカウンターで、オーストラリア入国には観光ビザ「EATS(イータス)」が必要だということを初めて知り、「ビザが取得できなかった時は飛行機に乗れません」と言われてしまいまして・・・。

 

 私は4年前、ビザが無くてアメリカ入国拒否をされた経験があるので、当時の記憶が蘇ってかなり焦りましたが、その場でビザ取得サイトからなんとかギリギリ取得に成功しまして、無事入国することができました。 人間、本気で集中すれば、普段読めない英語でもスラスラ読めるようになるもんですね(笑)。

 

 非常にシドニーは気候が良く、いまの季節は泳げるくらいの気温でした。 今回の目的は「オーストラリアの歯科技工事情視察」ということで、友人の案内で「大手ラボ・個人ラボ・院内ラボ」の3つを見学することができました。

 

 まずオーストラリア最大手の「Race dental」を見学いたしました。 このラボは82年の歴史のある技工所で、100人近くのスタッフが在籍しているとのことです。 国籍はかなり多種多様でした。

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 やはりここでも、半分くらいが口腔内スキャナーからの仕事ということでした。 かなりシステマチックに仕事が管理されており、16時半にはほぼ全員が仕事を終えるということでした。 18時になったら異様な空気が流れるみたいで・・(笑)。

 正直かなり参考になることだらけでした。 もちろん、弊社では規模的に足元にも及びませんので真似できることは限られますが、少しでもシステムを取り入れていけたらと思っております。 今年中にもう一度訪問させてもらい、きっちりとシステムを勉強させてもらいたいと思っております。 

 

 

 今回はそれ以外にも、院内ラボと1人でされている個人ラボの見学に行くこともできました。 それぞれ環境の特性を生かした素晴らしい労働環境で、非常に刺激になりました。

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 夜はシドニーの市街地で、オージービーフを頂きながら色々お話しさせて頂きました。 やはり国は違えども、技工士として、そして経営者としての悩みどころは一緒なんだなあ・・と改めて感じました。 オーストラリアでも人材を集めるというのはかなり大変みたいです。 今春、弊社ではなんとか人材確保に成功しましたが、今後はもっと大変になるのは目に見えています。

 

 また、昨今のデジタル化の影響か、オーストラリアではこの3年間に250件の技工所が廃業に追い込まれた、大手・中堅ラボに吸収されたということです。 これはデジタル技工先進国の韓国でも数年前に同じことが起きました。

 ということは、日本でも同じ流れが起きる可能性がかなり高いということだと思います。 「日本人技工士は技術レベルが高いから大丈夫」という余裕はもう通用しないかもしれません。 非常に危機感を感じます。

 今回の訪問は本当に色々勉強になりましたし、新しい目標もできました。 

 

 今回お忙しい中案内してくださった渡部君、佐藤さん、リッキーさん、本当にありがとうございました!!

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 オーストラリアに来たからには、やっぱりコアラ見とかないとあかん!! との事で、近くの動物園に行って来ました。 「コアラ抱っこできる!!」と意気込んでたんですが、シドニーは条例でコアラに触れる事すら出来ないという事でした・・・(コアラにストレスがかかるから)。 ガッカリ。

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 でも近くで見れてすごく可愛くてよかったです。 コアラはユーカリしか食べない「超偏食」だということは有名ですが、そのユーカリの葉っぱには栄養がほとんどなく、しかもユーカリには毒性があり、その毒を胃の中で解毒するのにかなりエネルギーを要するので、コアラはなんと1日22時間寝てるらしいです。 

 また、前述のようにストレス耐性に非常に弱い動物らしく、とにかく寝てないとダメだということです。 生き様不器用すぎるでしょ(笑)。 なんでこんな生き方選んだんでしょか・・??  肉食え、肉!!!

 

 

 あと、オーストラリアといえばカンガルーですが、私が今年youtubeで見た動画で一番笑った動画です。 飼い犬が行方不明になったので探しに行ったら、カンガルーにヘッドロックされててそれを助けに行くという内容です。 かなりシュールです(笑)。

 

 

 余談ですが(というか、いつもほとんど余談か 笑)、オーストラリアは日本と同じ左車線です。 世界的には圧倒的に右車線が多いのになぜでしょうか?

※画像の赤が右側通行、青が左側通行の国

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 調べてみたら興味深い説に出会いました。 まず日本が左側通行になった経緯ですが、その経緯は江戸時代にさかのぼります。 江戸時代に侍同士がすれ違う時、お互いが右側に避けると刀の鞘同士がぶつかってしまいます。

 この「鞘がぶつかる」という行為は、侍にとっては非常に屈辱的な行為らしく、最悪の場合刀を抜いて斬り合いに発展することもあったみたいです。 そこで、この無用な殺し合いを避けるために、左側通行になったみたいです。 

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 じゃあなぜオーストラリアも左側通行かというと、オーストラリアは元々イギリス領だったんですが、そのイギリスが左側通行でその影響と言われています。

 じゃあさらになぜそのイギリスは左側通行かというと・・・日本の「武士道」と同じくイギリスは「騎士道」の国だったからと言われています。 ・・・・納得!!

※諸説あります。

 

 あ、そういえば「刃牙道」終わりましたね・・! なんなんや、あの終わり方・・・。 しかも次のシリーズは「相撲」がテーマとの事。 いまさら相撲って・・・。 板垣先生正気ですか・・??

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 あ、話がそれました(笑)。  今回は3月末にシドニーに行ったのですが、ちょうどその週末がたまたま「イースターホリデー(復活祭)」でした。 「イースターホリデー」は日本では馴染みがありませんが、欧米ではGWみたいな休暇だということです。 

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 ただ、日本のGWはお店にとってはいわゆる「売り時」なので、ほとんどの店が空いていますが、イースターホリデーはほとんどの店が閉まってしまいます。。

 なので、ご飯はかろうじて空いていたマクドナルドとコンビニですませて、夜は飲みに行くところもないので、ホテル近くのジムに行ってひたすら筋トレ(笑)。 流石にイースターホリデーの夜は、だだっ広いジムに人は僕だけしかいませんでした(笑)。

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 時間だけはクソほどあったし、異国に来ているという高揚からか、いつもよりもやり過ぎてしまい、帰りの機内では今年1番の全身筋肉痛に襲われて大変なことになりました(笑)。 長時間フライトと筋肉痛は相性悪すぎます・・・(笑)。

 

 

 あと、今回のフライトで「お客様の中にお医者様、もしくは医療関係者の方は・・・」というくだりを初めて体験しました。 やっぱりえらいもんで、何人かいるもんですね(笑)。

 

 私は海外の歯科学会等に参加することも多いのですが、その行き帰りの機内では「歯医者さんだらけ」という状況はよく体験します。 ということは、海外の医科学会の行き帰りの機内は「お医者さんだらけ」になるわけで、そういうときに「お客様の中に・・」のくだりのアナウンスが流れたらどんな状況になるのか・・・ということを考えながら帰路に着いたシドニー視察でした(笑)。


  ってなわけで、今年も春を迎え新年度に入りました。 今年は弊社のグループは10人近い仲間が増えることになりました。 人が増えるとできることも増えますが、人が増えると「トラブル」も増えます(笑)。

 どんなにデジタル化の時代になろうとも、やはり歯科技工士の本質は「技術力」です。 今後もここをとにかく強化していきたいと思っております。 

も 今年は弊社のグループからトレセン3人、大阪SJCDテクニシャンコースに2人、大阪にしむら塾に2人いきます。 ラボ内勉強会やセミナーも積極的にやっていきたいと思っています。 ぼちぼち私もカービング再開しようと思っています(いや、マジで)。 ラボ全員での学会参加も行きまくろうと思います。 一番効率的な投資先は「勉強会」のような気がします。

 

 春はやりたいことがたくさん生まれて来て、毎年ワクワクする季節です。

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