ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、いつか泪橋を逆に渡りたい村田です。
さてお陰様で、最近は「コロナの影響なんてどこに行った??」とばかりに、仕事に関しては忙しくなっています。 でもまた第2波が確実に来るとも言われており、かなり気を引き締めていることに変わりはありません。
世間的には少人数の勉強会は再開してきており、弊社を会場としたセミナーも少しずつ再開し始めました。
オンラインセミナーも良かったですが、「やはり顔を合わせて話せるというのはええなあ〜〜」と改めて感じました。 改めて、人はコミニュケーションをとる動物だと再認識。
このコロナ禍で、普段なら有料の上質なセミナーが、メーカーさんやスタディーグループの御尽力で、無料でオンラインで色々受講する事ができました。 非常に勉強になって良かったのですが・・・「オンラインセミナーで十分やん。わざわざ会場まで行かなくてもええやん。ただで見れるし。」という空気が、正直流れつつあるのではないでしょうか。。。
本来、知識の習得には時間とお金がかかります。 おそらくアフターコロナはセミナー自体のあり方が変わると思いますが、「時間も労力もお金もかけずに情報を得る事ができる」というのが、「当たり前」にならないようにしないといけないと強く感じます。
さて、弊社として最近変えた事があるんですが、それは「セキュリティー強化」です。 今までは入口を施錠をしていなかったので、ご来客の際には自由に入って来て頂けていましたが、今後は完全に施錠させて頂く事になりました。
もちろん、不特定多数の人がフラっと来るような事務所ではありませんし、怪しい人が入ってきた事は今までありませんが・・・(昔、2階にあったHOOTERSの酔っ払い客が間違って7階の弊社まで上がってきてしまい、受付にいた事務員の女性を熱心に口説いたという事はあった 笑)、従業員の安全を考えると、こうするのがベストかと思います。 京アニのような痛ましい事件もありましたし。。。
また、出入りのログが取れるというのも非常に良いかと思います。
見方を変えると「監視している」と取られるかもしれませんが、働き方を把握し、適切な労働時間・労働環境を作り上げるには、このような方法が良いのではないかと考えています。
今後ご来客の際には、入り口で内線を鳴らして頂く形になります。 最初は面倒臭いとは思いますが・・・すぐに慣れると思いますから(俺が言う事ではない 笑)。
しかし、この一連のコロナパニックは、本当に色んな人の人生を大きく変えたと心から思います。
これは元スタッフの事ですが、彼女はこの春からカナダに行って働く事が決まっていたのですが、カナダは日本よりもかなり大変な状況で、受け入れ先が決まらず断念・・という事になってしまいました。
そう言っている私も、この春から色々チャレンジしたい事があったのですが、それも全て断念しました。 延期とかではなく、一切中止という形になってしまいました。 めっちゃ残念やった・・・。。。。
それ以外にも、この春は本当に色んな事がありかなり落ち込みましたが、こういう嫌な事があった時はいつも見る動画があります。 この活動報告でも何度か出したと思いますが、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での講演です。
ジョブズは、若くしてApple社を作り大成功しましたが、なんと30歳の時にクビになります。 自分で作った会社をクビになるって・・・(笑)。
しかしクビになった後、回り回って数年後にまたアップル社の社長に返り咲くのですが、実はこの「クビになる」という悲劇がなければ、iPhoneやiPad といった、文字通り世の中を変えた機器をこの世に生み出すことはできなかったのです。
まあ、詳しいことは動画を見てください(笑)。 私はこの動画が好きすぎて、英語でほとんど字幕を見ずにジョブズの言ってる事を話す事ができます(どれだけ見とんねん)。
まあ簡単に言うと、「その時は最悪や〜〜と思った事でも、後になって考えてみるとその災難やミスがあってくれてよかったと思えるようになる」という話です。
これは確かにその通りで、今までの経験でもそういう『失敗しとってよかった〜〜〜!!』と思う事がたくさんありました。 それに気づいてから、失敗してもそこまで凹む事は無くなりました。
逆に言うと、辛い事があっても「それを嫌な過去にするか否かは自分次第」という事だと思います。
ジョブズの映画も面白いので、よかったら観てください!
Stay hungry, stay foolish
ハングリーであれ、愚かであれ
唐突ですが、「コンサルタント」という職業について、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?
我々歯科技工士は、文字通り職人なので、「モノを作ってナンボ」の仕事です。 でもコンサルという仕事は、「何かを作る」という仕事とはかなり対極にある仕事です。
弊社では、様々な分野のプロと顧問契約を結ばせて頂き、毎月コンサルティングをして頂いております。 全ての毎月のコンサル料を合算すると、おそらく皆さんビックリするような額を毎月お支払いしております。
でもそれだけ支払って、手元に何か「形あるもの」が残るのかと言えば、な〜〜〜〜〜〜んにも残りません(笑)。 大事なスタッフが、一生懸命歯を作って得たお金でコンサル料を支払っても、手元には何も残りません。。。
・・・・・ではその支払いはムダなんでしょうか・・・???
そんな事はありません。 確かに「形あるのもの」は残りませんが、その代わりに「知識」「経験」「考え方」「システム」etc・・・という、形には出来ないたくさんのものが残るんです。 私はこの「形にならないもの」こそ、本当に価値のあるものだと思っています。
「形ある物」はお金さえ出せば誰でも買えますが、「形の無い物」は、お金を出しても買えない可能性もあるし、「買う人によって全然違うもの」 になるんです。 さらに、せっかく買っても、全く価値のないものになる可能性もある。
余談ですが、私は年々「金で買えるのもの」に興味なくなってきました。
今欲しいものは・・・・「ケントデリカットばりの英語力」と、「戸愚呂弟ばりの筋肉」と、「蛭子能収ばりのえびす顔」です。
・・・・・・・・さて、もちろん一人でやっている時は、コンサルなんて考えた事もありませんでした。 入荷・作製・梱包・発送・経理・税務・人事等々・・・全部一人で出来ていました。
でも、一人増え二人増え・・・という事を続けていると、そのうち「はい無理〜〜〜!!」という状況がやってくるんです。
我々歯科技工士は「歯を作るプロ」であり、 それ以外ははっきり言って「ド素人」なんです。 多少経営が波に乗ってくると、「あ、俺経営センスあるんちゃうか」と勘違いしてしまうんですが(笑)。。。 それがユメマボロシだと気づくのに、そう時間はかかりませんでした。
まあ、当時を思い返すと、それはそれはどんぶり勘定・・・一人なんで面倒な事は考える必要もなく、そういう意味では非常に簡単でした(もちろん、一人ならではの苦労はたくさんあります)。
でも、前述したように、人が増えるとそうはいかなくなってきます。 そんな時に、様々な分野のプロに「自分が出来ない部分」をお願いするのがコンサルタントと呼ばれる人達です。
正直、最初は「形のないもの」にお金を使うのに抵抗があったのも事実です。 でも、一度プロの仕事を体感してしまうと、「ああ、これがプロフェッショナルか・・・・。。。 もっと早くお願いしとけばよかった・・・。。」という事になるんです。
それくらい、「プロフェッショナル」というのはすごいんです。 どんな職業でも、「それだけを専門に命をかけてやっている人」には絶対に勝てません。 断言できます。
そういう意味では、もちろん我々は「歯を作る事」だけを専門にやっており、それに命をかけているので、まあ負ける事はありません。
ただ正直、「コンサルタントを入れる」という事をスタッフに言うと、毎回かなりざわつくのも事実です(経験のある社長(院長)も多いのではないでしょうか 笑)。
「社長、また怪しい人に言いくるめられてんちゃうか・・・。 俺らの労働環境どうなるんやろ・・・」と(笑)。
ただまあ、世の中には詐欺まがいの怪しいコンサルタントが横行しているのも事実です。 なので、かなり慎重に見極める必要があるのも事実です(私は、慎重すぎるくらい、人格・実績・考え方等々すり合わせてから契約するようにしています)。
よく「コンサルタントに任せていたら、なんでもうまくいく」と思ってしまう人も多いのですが、そんな事はありません。 それが事実なら、コンサルタントはみんな大会社の社長さんになれるでしょう。 でも現実にはそんな事はありません。
誤解を恐れずに言うと、コンサルタントは、「過去のデータを元にアドバイスしてくれる」だけの存在です。 うまくいかなかったからといって、コンサルタントは責任をとってくれるわけではありません。
結局、決めるのは社長自身なんです。 全ての責任が社長にあるという事実は結局全く変わりません。
それでも、私は価値のあるお金の使い方だと感じています。
よく「コンサルは高すぎる、時給に換算したらなんぼやねん・・・。」という話があがることがありますが、まず時給に換算することがおかしい(笑)。
そもそも、なんの経験も無い、高校生の引越しのアルバイトの時給と、様々な実戦の荒波で結果を出してきた人の時給が同じな訳が無い。
そんな事を言えば、我々歯科技工士も本気を出せば一人で数時間で10万円以上の利益を出す事ができますが、これは「たった数時間で10万以上の利益を出す事ができるようになるまで、血の滲むような努力を続けてきた結果」であって、なんら臆する事では無いと思います。
なので、「LAZARUSは高いな〜〜」と言われる事は、弊社にとっては褒め言葉以外の何物でもないのです。
技術と知識のある人が稼げない業界なんで、そんな業界ウソだと思います。
とまあ、最後はよくわからない熱い話になりましたが(笑)、まとめると「プロの知識と技術は決して安くない」という話でした!