ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、徒然なるままに村田です。
夏の入り口あたりから順次進めていた来年春の新卒採用ですが、先日定員に達したので締め切らせて頂きました。 今年は本当に多くの方に見学や応募を頂きありがとうございました。
今年も就職活動の学生さんは、県をまたいでの行動などに制限がかかり、本当に大変な思いで就活されたと思います。
弊社としても、リモート見学やリモート面接なんかでできるだけフレキシブルに対応させて頂きましたが、逆に色んな意味で可能性が広がったような気がしています。
最近は面接をする時、学生さんの向こうにいる親御さんの事を考えながら話すようになってきました。 まあ、リアルに子供の年代の学生さんたちなので当たり前かもしれませんが、これは最近までなかったマインドです。
これを人は「老い」というのでしょうか(笑)。
なにはともあれ、採用された学生の皆さん、まずは国家試験をしっかり合格することに集中して、桜咲く頃に元気な姿でお会いできるのを楽しみにしております!
さて、最近は緊急事態宣言も解除されたということもあり、かなり積極的に出張に行くようにしています。
大きなケースは、少しの工程でのエラーが後にとんでもないトラブルになる可能性があり、それを少しでも軽減するために伺うことが多いです。
また、患者さんの要望を出来るだけ聞き出し、患者さんが納得するようなものを作るには、やはり技工士が「現場」に行くというのは重要だと思っております。
ドクターに言えない本音を、製作者である技工士には言ってもらえることも多く、やはり「面と向かって話す」ということの重要性を感じる日々です。
ただ、そんな時に技工士が気をつけないといけないのは、「出過ぎず、引き過ぎず、患者さんの要望を引き出す」ということです。
「簡潔にゴールに向かう道筋を提示する」というのは、あらゆる仕事に必要なプロのテクニックであり、これだけは技工机に向かって仕事しているだけでは、絶対に身に付かないスキルだと思います。
やはり若い技工士さんには、できるだけ「現場」に行けるような環境を作らないといけないと感じる毎日です。
私はデジタル技工を追求していますが、最終的にはこのような「現場でのやりとり」を重視しておりまして、「デジタルを駆使しつつ、最後はアナログで泥臭く」というのが自分の臨床のモットーです。
デジタルだけで全て完結できる時代はまだまだ先で、やはり現時点ではデジタルは「ツール」に過ぎないと感じています。 まあ簡単ではありませんが、それだけにこの仕事は楽しいと感じます。
私が出張に行っている間は、もちろんラボで仕事することはできませんが、最近は先述したように、外にいてもWEBで就職面接や面談、来客対応なんかもできるということがわかり、さまざまなデジタルツールを駆使することで、社内の業務進捗状況を常に把握することができるようになりました。
また、10月1日から東海道新幹線に「SWork車両」というものが導入されたのですが、この車両はビジネスマン向けの車両となり、ここではパソコンのキーボードをタッチする音はもちろん、電話通話やWEBミーティングをすることも許可されている車両となります。
先日、早速事務員とのWEBミーティングを車内でしましたが、概ね問題なく行うことができました。 車内でいつも通り仕事をしていたら、気がついたら東京についている・・という、本当にいい時代がやってきたと感じます。
しかし先日の「水曜日のダウンタウン」は、かなり緊張感のある見応えのある内容でしたね・・・。 そう、「おぼんこぼんの電撃和解」の回です。
出演者・スタッフさん含めて、「プロフェッショナル同士の、真剣を使ったマジの斬り合い」を見たような、 久々にテレビに釘付けになる感覚を味わいました。
ああいうのはyoutubeではできないでしょう。 本当にテレビというメディアの”厚み”を感じた瞬間でした。
「水曜日のダウンタウン」は、なんか時代に逆行したような、視聴者に媚びないスタンスが最高なんですが、調べるとディレクターの藤井健太郎さんという方がとんでもない鬼才らしく、この人が仕掛けたアイデアがあの独特の「毒と緊張感」になっているみたいです。
ところで私は「放送室」という、2001年〜2009年まで放送されていたラジオ番組が大好きで、youtube等で今でもよく聴いています(パーソナリティはダウンタウンの松ちゃんと放送作家の高須光聖さん)。
ちなみに、このコラムの最初にいつも『〜の村田です』という書き出しにしているのは、この放送室というラジオの影響です(というか、何回か思いっきりパクった時もあります 笑)。
下の音源は、2004年のある放送回の一部分を切り抜いたのですが、ちょっと聞いてみてください。
そう、この話に出てくる「24歳の新人AD」こそが、今「水ダウ」を演出されている藤井健太郎さんだということです。
当時すでに、業界で超大御所となっていた高須光聖氏に、いきなり臆さずに連絡してくるという度胸はすごいですね。
これを聞くと、やはり後に何かをする人というのは、若い頃から「行動力」が半端ないんだと気付かされるエピソードです。
それと同時に、最近よく思うのですが、どんな業界でもいわゆる「大物・名前の通っている人・結果を出している人」というのは、ラジオの高須さんのように「若者の受け入れ体制ができている」ということです。
おそらくそういう人達は自身が若い頃に、ラジオの若い頃の藤井さんのように、臆さずに大御所の人に想いをぶつけた経験がある人が多いのではないかと思います。
そんな人が、若者に想いをぶつけられたところで、そんな想いをバカにするはずもなく、そもそもバカにするような人はそこまでの地位に行くはずもないでしょう。
なので、何か気持ちのある若い人は、思い切って「己の想い」を誰かにぶつけてみるべきだと思います。
若い時・・・金も地位も何もない・・だけど「想い」だけはあるという時は、とにかく「情熱」を武器に闘うことをお勧めします。
ちなみに、私はまだまだ情熱を「ぶつけられる側」ではなく「ぶつける側」です(笑)。
とは言え、もちろんぶつけられるのも望むところだし、若者の情熱はとにかく大好物です!