ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、人間万事塞翁が村田です。
気がついたらもう2月も終わり。 「2月は逃げる」とはよく言ったもので、本当に時の流れの速さに、常にビックリした表情で生きている毎日です。
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我ながらちょっと似てる(笑)!!
おかげさまでずっとバタバタさせて頂いており、毎度の年初めの断酒宣言はどこに行ったやら・・?? すっかり「オオカミ中年」になってしまいました(笑)。
さて、先日弊社では、「この一彫りに命をかけろ! チキチキ 第一回 D-1グランプリ〜!」と称しまして、社内カービング大会を行いました。
平日の19時から2時間で中切歯を彫るという内容です。 もちろん希望者のみの参加でしたが、普段業務でCAD/CAMしか触っていなかった人も参加し、思ったよりも多くの人数で盛り上がりました。
みんな何ヶ月か前から練習して本番に臨みました。 家で練習した人や、休日にラボに来て練習していた人もいました。
当日私は参加するつもりはなかったのですが、ルール説明を行っているうちに皆の熱気に押され、「俺にも石膏棒よこせ!」と、気がついたら参加しておりました(笑)。
「広背筋グランプリ」ならブッチギリで私の優勝だったのですが(笑)、カービングはどうなるか・・・??
何年かぶりかに行ったカービング。 いや〜、こんなに集中した2時間は久々でした。 濃縮された素晴らしい時間でした。
今回は順位をつけて、上位数名は商品を渡すことにしました(高級歯科技工道具)。 飲み会なんかで経費を使えないので、こうやって使うのは我ながらいい使い方かと(笑)。
後日、確かな「見る目」のある経験者(外部の人含む)と(笑)、スタッフによる投票にて採点がされました。
正直、私も自信はあったのですが・・・、蓋を開けてみたら下から2番目(笑)。
一応言い訳をさせて頂くと、経験の差による不公平がないように、採点された合計から経験年数を引くという採点方法だったので、ベテランジジイには厳しい競技で・・・・はい、言い訳です(笑)。
とは言え、1位になった作品にはやっぱり実力で完敗でした。
しかし、私の負けず嫌い精神に火がついてしまったので、4月に第2回を行うことになりました(笑)。 次は大臼歯。
次はしっかり準備をして臨もうと思います!
デジタルが発展するにつれて、「カービング不要論」が一部あるのは事実です。 しかし、私はカービングの必要性を強く強く支持します。
私にはたくさんの「好きな経営者」「尊敬する社長」がいるのですが、今回ご紹介する湯澤剛さんという社長さんもその中の1人です。
私が映画監督なら、この方の人生を映画化したいですね。
湯澤さんは神奈川で飲食チェーン店を展開する会社の社長さんです。 この方を知ったのは、飲んだ帰りにフラッと本屋に寄った時に、偶然この本を見つけて衝動買いをして一気読みした時です。
軽く内容を書くと、湯澤さんはエリートサラリーマンとして順風満帆の人生を送っていましたが、父が急逝したことにより、家業と莫大な借金を受け継ぐことになりました。
なんとその額、40億円・・。。
普通なら相続を放棄すると思うのですが、「自分が放棄したら、社員や取引先、ひいては銀行までに迷惑がかかる」と、全てを受け継いだとのこと。 男気の塊ですね・・。
40億の借金なんて考えたこともないですが、月の返済額が3500万円で、1日で換算すると100万以上、1時間だと4万円になるという・・。 寝て起きたら30万以上の借金になっているという。
自分で借りたわけではない借金でこの状況って・・・。。
また事業を受け継いでから、幹部社員の大量離脱や裏切り、食中毒事件、店の火事や社員の死など、ドえらいトラブルが短期間に次々と巻き起こるんです。
これはキツイ・・・。
私のように自分で立ち上げた組織なら、こんなことがあってもある程度納得はできるんですが(まあそれでもめちゃくちゃキツイけど)、受け継いだ人間が乗り越えられる壁ではないと思います。
結局、返済に80年かかると言われていたのですが、社内の大改革を行うことにより、なんと16年で完済することになります。
色々とシンドい時に、この人の本やブログを読んだり動画を見たりするんですが、かなり勇気づけられるんです。
「どんなにしんどくても、この人に比べたらだいぶマシや・・・」と(笑)。
実際、本やブログや動画では、逆境の乗り越え方を色々と教えられているのでオススメです。
しかし零細企業経営者が急に亡くなると、残された人たちは本当に大変なんですね。 私も、健康や車の運転には十分気をつけようと思いました。
死んでも悲しむ人は少ないですが、困る人はそれなりにいると思うので(笑)。
「零細企業経営者は、右手にロマン、左手にソロバン、背中にガマン、心にジョーダンを」という言葉は身に沁みました。
この人の事業は飲食店なので、やはりコロナで今は大変なことになっているみたいです。
しかし、『今まで「最悪だ」と思ったことが、後から考えたらなくてはならない過去だったことが何回もある。だから、コロナも何年後かに「無くてはならなかった過去」にきっとなると信じてる。』とのことでした。
本当にこの考え方は素晴らしいですね。
まさしく、「人間万事塞翁が馬」ってことですね。
先日の沖縄出張時に、見たかった「ミラクルシティコザ」という映画を見ることができました。
前半コメディ映画で、「アホらしいなあ・・・」と思っていたのですが(笑えたけど)、後半あんなに泣けるとは。。
この映画は1970年代の沖縄の「コザ」という町を舞台に、返還前の沖縄を描いたロックムービーです(コザという町は沖縄のロックのメッカだったということ)。
そのコザの町での、沖縄人と米兵の間の軋轢も描かれています。
当時はベトナム戦争の真っ只中で、戦況が悪くなるにつれ、米兵はいつ戦地に赴かないといけないかわからない状況。
言い換えれば「いつ死ぬかわからない毎日」で、とにかくコザのライブハウスでその日持っている金を全て使って、酒とロックで気を紛らわすしかなかった日常が描かれていました。
そういう意味では、米兵も「被害者」な訳です。
ホンマ返還前夜の沖縄は大変やったんやなあ・・・。
つくづく、戦争は全ての人を不幸にすると再認識。
先日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、久々に戦争を目の当たりにしました。
侵攻が始まった夜は本当に気が滅入ってしまい、一瞬何もかもが嫌になってしまいました。
インスタグラムで、よく反応して下さっていたウクライナ人の歯科技工士さんは大丈夫でしょうか・・。
1日も早くこの紛争が終結することを、心の底から願っております。