株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所株式会社LAZARUS(ラザロ) - 大阪市中央区本町の歯科技工所

ACTIVITY / 活動報告

2023-04-17 09:01:00

春の挑戦

 こんにちは、一番好きな寿司ネタは「ツナ」の村田です。

 

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 いや、シーサラダも捨て難いな。。。 

 

 高級寿司店も確かに美味いけど、あの『大将が目の前にいるので、気を遣って必要以上に美味いと言わないといけない感』がめちゃくちゃ苦手なんです・・・(寿司屋に限らずですが)。。 

 

 私は気を遣わず好きなネタを腹一杯食べたい人間なので、「寿司は回ってナンボ」だと思う次第です(普通に美味いと思うし)。

 

 現在QDT誌にて毎月「さすらいのラボ経営と 燃え盛る技工士魂」というコラムを2020年から連載しているのですが、QDTを購読されていない方からも「読みたい」という声を結構頂いておりましたが、この度「新聞クイントonline」というサイトにて、第一回から追いかけ連載して頂くことになりました。

 

https://www.quint-j.co.jp/quintonline/articlelist/featured/783

 

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 非常に情報盛り沢山なサイトですし、ご登録は無料ですので、よろしければ是非ともご登録頂いて目を通して頂けると幸いです。

 

 

 

 さて、春は新しいチャレンジを行う季節と相場が決まっとります。 私も色々と何をしようかと考えた結果、今年は徹底的に「原点回帰」をすることにしました。

 

 技工士になり20年が経過し、開業してから干支が一周しました。 たくさんの若者を迎えて送り出していく中で、自分の中でも色んなことが一周した感があります(色んなことに飽きた感も)。

 

 「ここで無理だったら歯科技工士を辞める」という覚悟でやってきた若者達が、弊社で何かを掴んで羽ばたいて大成功する姿をたくさん見てきて、ある程度結果を出して少しは社会貢献はできたのではないかという自負もあります。 

 

 実は私は若い頃からずっと「大阪セラミックトレーニングセンター(トレセン)に行きたい」という気持ちがありました。

 

 若い頃はどうしてもお金がなくて断念し、開業して金銭的な余裕が出来た時には、スタッフ教育や日々のラボ経営に気持ちが一杯一杯になってしまい、行く機会を逃してばかりでした。

 

 「今更行ってもしゃーない、行ったところで意味がない」と嘯き(うそぶき)自分を納得させ、自分は行かずに代わりにスタッフをたくさんトレセンに行かせてきましたが、人にばかり金を使って自分に全く金を使わなかった状況にど〜〜〜〜〜してもこの度我慢ができなくなり・・・(笑)。

 

 

 というわけで、この春からトレセンにお世話になることにしました。 

 

 

 もちろん全日コースに行けるほど時間はありませんので(さすがに貧乏社長は働かんといかんので 笑)、週末コースに行くことになります。

 

 弊社はトレセンから徒歩圏内なのでアクセスは抜群です(というか、今の場所で開業したのはトレセンから近いからという理由が大きい)!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ・・・・今回は宮崎校にお世話になる事にしました。

 

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 理由としては色々ありますが、大阪校の講師陣の先生方とは普段から飲み友達のような関係性であり、ちょっと今の自分にはあまりにも親しすぎて緊張感にかける・・という事もあります(もちろん行ったなら忖度なくご指導してくださいますが)。

 

 まあそれ以外にも色々考えることがありまして・・。 我ながら常軌を逸した行動だとは思いますが(笑)。

 

 

 ただ、日程がどうしても調整できずギリギリまで考えたのですが、なんとか調整できた時点でダメ元で宮崎に電話してみたら、なんと前日に一名キャンセルが出たみたいで、奇跡的に枠が空きお世話になることができました。

 

  で、入学日当日。 行ってビックリしましたが、「今年は何があったんや」」というくらい同期の方々が猛者揃いだったんです。

 

 まあ「一人だけおじさんやったら嫌やなあ・・・」と思っていたので、そういう意味ではホッとしましたが(笑)。

 

 

 なんか、刃牙の最凶死刑囚たちが東京に集まったシーンをちょっと思い出しました(笑)。

 

 ただ、死刑囚たちは「敗北を知りたい」という目的で東京に集まりましたが、私は敗北なんていりません、欲しいのは「勝利」のみです。

 

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 相手に不足はありません(というか無さ過ぎ 笑)、一等賞目指して頑張ります!

 

 さて授業の最初は「中切歯のカービングを90分で完成させる」というものでした。 まあ若い頃にカービングは散々やりましたしそれなりに自信はあったのですが、思うようにはいかず・・・(笑)。

 

 全員のカービングをみんなの前で西村好美先生にチェックして頂いたのですが、なかなか散々な結果でした。。

 

 ちなみに一番上手だったのは、一番経験の少ない24歳の女性の方でした。 見事に形態の特徴を掴んだ彫刻。

 

 

 あれを「センス」と言うんやろなあ・・・。。 めちゃくちゃ悔しかったです。 負けないように頑張ろう。

 

 初日に入学式と懇親会があったのですが、同期の皆様や講師陣の方々と、いきなりとてつもない一体感を得ることができました。

 

 講師陣の先生方からも「宮崎校の歴史で、こんなに初日から一体感を感じたことはない」と言って頂きました。

 

 

 ま、この辺りは色んなテクニックや秘策があるんです。 これはさすがに色々経験してきた年の功かもしれません(笑)。

 

 ジョセフ・ジョースターの言葉を借りるなら、「老いてますます健在というところかな」。

 

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 さて自画自賛はこのくらいにして(笑)、臨床に携われば携わるほどにアナログ技術の大切さを感じる毎日です。 もちろんデジタルは便利なのですが、それで全てが完結できるほど都合のいいものではありません。 

 

 最近は「カービング不要論」をちょくちょく耳にすることがあります。 『クリック一つでライブラリーが出てくるのに、デジタルの時代に石膏をちまちま削って何になるのか』という主張です。

 

 果たしてそうなんでしょうか?  私はそうは思いません。

 

 

 逆にこの時代だからこそ、カービングが重要な意味を持つと信じていますし、言うなればそれを証明するために行くという気持ちもあります。 

 

 

 さて、4月1日から「カービング365日チャレンジ」と称して、Twitterで毎日カービングしている様子をアップしています。

 

https://twitter.com/muras_sun

 

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 目視で完璧だと思っても、CADでマッチングさせると全然違ったりします。 人間の目の不確かさをデジタルは残酷に見せつけてくれます。

 

 ちなみにピンクは0,1mm以上の誤差なので、将来的にはせめて「青と緑のまだら模様」まで持っていけたら自分の中で合格です。

 

 これは全く同じ模型をマッチングさせたところですが、全く同じなら全てが青になります。

 

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 どれだけ青の範囲を増やせるかのゲームだと思ってやっています。 私なりのスプラトゥーン(笑)。

 

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 まあこんなものは他人に見せるためというよりは、自分の学習記録と行動記録、そしてちょっとでも人に見られているということで「やらざるを得ない環境」を作るのが目的です(笑)。

 

 毎日10分でもいいので必ず作業をするのがマイルールです。 出張中や忙しい時なんかは時間を取るのが難しいのですが、時間なんて「できるものではなく作るもの」なんで、なんとか1年間休まずに毎日やろうと思います。

 

 よかったら見て頂き、おじさんが少しずつでも成長していく姿をドキュメンタリー的に楽しんで頂ければ幸いです(笑)。

 

 この歳になってまっさらな気持ちで臨む所存です。 決して冷やかしや想い出作りで行くつもりは一切ありません。

 

 

 来年の3月、ここで片岡賞のご報告をいたしますので楽しみにお待ちください!

 

 

 さあ1年間が楽しみです。 

 

 灼熱の時間を過ごしたいと思います。

 

 

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