ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、Los Ingobernables de Murata です。
さて近年はゴールド(金)の価格が異常に上がっていますが、我々の業界ではどうしても金を使う補綴があり、なかなか無視できない事態となっております。
なんとこの20年で約10倍の価格上昇・・・!!
タイムマシーンがあれば20年前に戻って全力で金を買い漁りますね・・・。 あ・・・・でも20年前は院内ラボで勤めてる時で、金を買うもなんもよく考えたらその頃貯金はゼロでしたわ(笑)。
弊社の主力商品である「AGC術者可撤式インプラントブリッジ」は、文字通りゴールドをふんだんに使う補綴システムですが、やはりこの7月から材料費の大幅値上げが決定しました。
その材料であるAGCゴールド液(500ml)の値上げ幅、なんと13万から19万に・・!! ちなみに30年前は46,500円だったらしいので、実に4倍になった訳です。
そうなると当然それに追随してクリニックに請求する材料費も値上げする事となり、さらに「高級な補綴様式」という位置付けになっていくのではないかと考えております。
この値上げの背景には、為替が20%、金価格が50%超上昇したことが原因としてあります。 さらにこのゴールド液、一度蓋を開けてしまうと半年以内に使い切らないといけないんです(消費期限が過ぎたものを無理して使うと電鋳不良が起こってしまい、以前大変なことになりました)。
一つのケースで使うのは大体半分くらいなので、半年以内に新しいケースが来ないとそれが無駄になってしまうんです・・・。。
幸い弊社はコンスタントにAGCケースの依頼を頂くので良いのですが、そうでない場合はなかなか大変です。 そらこのシステムを手がけるラボが限られるわけです。
ということで、ご依頼どしどしお待ちしております(笑)。
さて、世界中で今まで人類が採掘してきた金の総量はどれくらいかご存知でしょうか??
私はなんとなくのイメージで一つの山ができるくらいあると思っていたのですが、実は今までの金の採掘総量は18万トンで、これは競技用プール3杯分に当たります。
そこから歯科用貴金属も割り振っていくわけなのですが・・・・思ったよりも少なくないですか・・・??
そしてこれから採掘できる地中の金の埋蔵量は約5万トン(競技用プール1杯分)と言われています。 現在は年間3000トンのペースで採掘されているので、10数年後には金は地球から枯渇することになる訳です。
となると金の希少性がさらに高まり、それに伴って価格も上昇する可能性が大いにあるのです。
もちろん、地球上や他の星にありえないほどの量の金が見つかり、それを採掘できたとしたらしたら金の価値は一気に下がることにはなるのですが、まあ私達が生きている間にそんなものが見つかる可能性は限りなくゼロな訳で・・・やはり金の価値というのはこれからさらに上がっていくことになると思うのです。
金は投資対象としても根強い人気がありますが、私も世界情勢の勉強がてら、株式や債券と並行して金にも積立投資しております。
ゴールドは「有事の金」と呼ばれたりしますが、通貨や株式・債券のように国家や企業が破産して無価値になるようなことが極めて起こりにくいと考えられており、特に国の信用不安などで通貨の価値が暴落するリスクが高まった場合は、資産の避難先として金の需要が大きく高まると言われています。
今はネット証券等で金の購入や積立をすると、実際に家でゴールドを金庫で保管したりしなくてもいいので(盗難や紛失の心配をしなくていいので)非常に便利なんですが、現物が手元にないので本当に自分が金を持っているかどうか怪しいもんです(笑)。
さて・・「金の販売」で思い出すのは、やはりあの衝撃的な「豊田商事事件」です。
豊田商事事件は1980年頃に発生した、その被害額2000億円以上と言われる日本犯罪史上最大規模の詐欺事件です。
豊田商事は地金の訪問販売の会社で、そのターゲットは証券などの情報に疎い老人でした。 老人達を言葉巧みに騙して金を購入した証として証券を発行するのですが、実際には地金は存在せず、ただの紙切れを高額で購入させるという卑劣な手口でした。
豊田商事の社員達は、自分達が詐欺を行っているとは知らない人も多かったらしいです。 多い人は月収(年収ではなく月収)が1000万を超えてたとか・・。。
まあそれだけならただの大規模詐欺事件なのですが、この事件は結末があまりにショッキングでした。
豊田商事の会長が遂に逮捕されるということになり、大勢のマスコミが逮捕される瞬間を収めようと会長のマンションの前で待ち構えていたんです。
するとそこに日本刀を持った二人組が現れ、マスコミの前で窓を蹴破って部屋に侵入し、そのまま会長を刺殺してしまったんです。
※非常にショッキングな映像なので、観覧は自己責任でお願いします!!
・・・・怖・・・・!!
事件当時は私は小学校低学年でよく分かっていませんでしたが、今改めて事件をよく調べると恐ろしいですね・・・。。 一緒に住んでいた祖父が血相を変えてニュースを見ていたのを思い出します。
会長は死亡時32歳。 この若さと商才とバイタリティーがあれば、きっと詐欺なんぞしなくても十分表の世界で活躍できただろうに・・。 もったいないですね。
しかしなんでマスコミ誰も止めなかったんやろ・・。。 なんか昭和って色んな意味で恐ろしい時代ですね。。
皆さん、くれぐれも詐欺には気をつけましょう。
ちなみに技工所で地味に多いトラブルに「補綴物鋳造用の貴金属をスタッフが盗む」というものがあります。 これでクビになったり問題になったりした技工士の話は本当にたくさん聞いたことがあります。
最初は出来心でやってしまいますが、一度やってしまったが最後、そのうちバレるまで止まらなくなってしまう人が多いみたいです。
聞いた話では、「なんか最近金属の減る量が多いなあ・・」と思って調べようとスタッフのロッカー(鍵がかかっていなかった)を開けたら、信じられない量のプレシャスメタルが無造作に置いてあったとの事。 これは盗む方も盗まれる方も管理があまりにズサンですね・・。
これも聞いた話ですが、あるラボの社長さんが技工士の面接をした時のこと。 面接に来られた技工士さんがアピールの為に自作のサンプルを見せてきたらしいのですが、そのサンプルがプレシャスメタルをふんだんに使っていて、かなりの材料費がかかると見受けられた作品だったらしいのです。
疑問に思った社長さんが聞くと、「以前勤めてたラボで、鋳造した時の湯溜りを集めて作った(ラボには断りを入れずに)」という驚きの回答が。 厄介なのは、この人はそれが悪い事だと思ってないことですね・・・。 これもズサンな管理だと思わざるを得ません。
やはり技工所での金属の管理は、慎重になってなり過ぎるということは無いと思います。
こう書くと、「お前はスタッフを信用していないのか!?」と思うかもしれませんがそれは逆です。
スタッフを信用するために、スタッフを守るために、くだらんことで疑わないために "徹底した管理" は必要だと思うのです。
もしちゃんと管理していなかったら、仮に本当に紛失しただけだったとしても、材料屋さんが納品し忘れていただけであったとしても、いらぬ疑いをスタッフにかけることになりかねません。
もしこれを読んでる人がスタッフの立場で「うちのラボの貴金属の管理テキトーやなあ・・」と思う人がいたら、是非とも社長さんにそれを言ってください。 濡れ衣を自分にかけられる事態になる前に・・・。
そして、もし万が一これを読んでる人でそんな事(メタルを盗む行為)をしている人がいたら、悪事は必ずバレるのですぐにやめましょう。 今ならまだ間に合います!!
というか、こんなものはれっきとした窃盗犯罪です。 クビになるだけではなく、窃盗事件として警察の厄介になる可能性があるので絶対にやめましょう!!
普段からYouTubeはよく見ているのですが、必ず見るチャンネルの一つに、くりぃむしちゅーの有田さんの「有田哲平のプロレス噺〜お前有田だろ!!」があります。
この人のプロレス愛は凄まじく、恐ろしいほどの記憶力と卓越したトークから繰り出されるプロレス話は、すべてのプロレスファンは絶対に見るべきだと思います。
このチャンネルではプロレスの歴史がよく語られるのですが、プロレスの歴史は「分裂・大量離脱・裏切り・和解・事故・事件」等々・・・本当に大河ドラマも真っ青の愛憎劇が常に繰り広げられているんです。
特に新日本プロレスという団体はいつもその大河ドラマの中心にいて、とにかくずっと飽きさせないような展開を見せてくれるわけです。
私も小さいながら会社を経営する中で、しょっちゅう「しんどいなあ・・」と思う局面に出くわすのですが、そんな時に新日本プロレスが歩んできた歴史を見返す度に、「俺はこれに比べたら全然余裕やな・・・」と勇気をもらえるんです。
なので今回はその新日本プロレスがどのような歴史を歩んできたか書こうと思ったんですが・・・長くなりそうなのと、思いのほか前半のボリュームが膨れ上がったのと、そもそもそんなに興味のある人も多くないと思ったので・・・・・また気が向いたら書くことにします(笑)。