ACTIVITY / 活動報告
前回からの続き
さて、そんな感じで色々あった2ヶ月ですが、個人的に新しいことへの大きなチャレンジをしておりました。
それは「AIエージェントをマスターする」という無謀な挑戦です(笑)。
現在主流になっているのは、chatGPTやGeminiに代表されるような「チャット型AI」ですが、それをパソコン内でもっと実用的にかつ自動で稼働できるようにするツールが「AIエージェント」です。
今年の初め頃にその存在が気になって、IT企業が集まるような催し物に行ったりしてたのですが、どうしても苦手意識があったのと、周りでそんなもの使っている人がいなかったので、「まだそんな焦らんでも大丈夫や」と安心してしまっていました。
で、ある時知人の若手実業家の人に「こんな便利なもの今使ってるんです」と見せられたのがそのAIエージェントで、マジでそれ見た時に腰抜かすほどの衝撃と、目から鱗が何枚も落ちるような驚きを感じ、その彼に色々教えてもらいながら触ってみたんです。
いや〜しかし使ってみると、ホンマに「今までやってたことがなんやったんや・・・」というくらい便利で、ちょっと驚きを通り越して恐怖まで覚える始末(笑)。
今まで、社内の事務作業を中心に「完全自動化」を目指していて、自分の頭の中では「こうしたい」という設計図が結構前からあったんですが、今回それを一気に実現できるようになったという感じです。
具体的には、例えば事務員の作業で言うと、今までは
指示書や口腔内写真がデジタル指示書サービス(弊社が使ってるのはDELTAN)・LINE・メール等でデータか写真で送られてきて、事務員がそれらをダウンロードして、指示書はB5に変換して印刷し、写真はドロップボックスに患者名を打ち込んでフォルダを作って格納し、その情報を技工ソフトに打ち込む....という流れでした。
特に週明けや連休明けなんかはその数が膨大なので、それを処理するだけで午前中の業務が終わってしまう・・という感じでした。
で、今回AIエージェントでどこまでできるか自分でやってみたら・・・思ったよりも簡単に全ての作業を完全自動化することに成功しました。
設定してしまえば、夜間や休日に指示書を自動印刷し、写真は勝手に患者ごとのフォルダを作って格納され、さらに指示書の写真を文字解読して技工ソフトに患者名・補綴物・部位・納品日までも自動で打ち込んでくれます。
ただ、「意外と簡単だった」とは言いましたが、やはりAIエージェントの仕組みや特性に慣れるまではなかなか大変で、ホンマに寝る時間とルーティンワークしている時間以外は、ずっとこれをやっていたように感じます。
久々に、戦いすぎたウォーズマンみたいに、身体中から(特に脳みそから)煙が出ましたよ(笑)。
シルバーウィークのルークさんのセミナーの時も、ハンズオンの手伝いを色々しながら、裏で同時進行で自動化の仕組みをずっと構築していました。
要するに、「巻きで」と伝える合間に作業してたような感じですね(笑)。
シルバーウィークで、だいぶ自分の中でAIエージェントのことが理解できたので、連休明けは事務部だけではなく、CAD/CAM部にも自動化のテコ入れをしました。
ここに関しては、私だけでは難しかったので、現場の流れをわかっている若手社員に協力してもらいながら進めましたが、ここでも見事にSTLデータの自動ダウンロードからのフォルダ分けや、その他様々な作業を自動化することに成功しました。
今後は、社内の発注業務・在庫管理・日報提出・技工ソフト入力や、経理ソフト入力・勤怠管理・有給休暇管理なんかも自動化する予定で、来年春までには「完全ペーパーレス化」を目指そうと思います。
まだまだ始めたばかりですが、現時点で1日4時間以上の業務短縮効果を感じており、これは1年だと960時間、1日8時間労働に換算すると約120日分で、半年分の営業日にあたります。
これを金額で換算すると、実に200万円以上の経費圧縮効果がありました。 ちなみにそれに費やした経費は、アカウント使用料が1年で20万円ほどなので、実に10倍の投資効率が達成できていることになります。
もちろんこれから自動化を広げていけば、この3倍の効果はあると思っておりますので、その費用対効果は計り知れないということになります。
株投資でテンバガー(投資した額の10倍以上の価格がつく銘柄)を探すのは至難の業ですが、自分のビジネスでは意外と簡単にできるのかも(笑)。
ただ、この2ヶ月煙が出るほど集中してきて、危うさを感じるところもあります。
まず、楽しすぎて時間を忘れてやり続けてしまうんです。 実際、ホンマ起きた瞬間から寝落ちするまでずっとやってた感じ。 昔ドラクエを寝る間を惜しんでやってた時のことをマジで思い出しました(笑)。
「これできるかな?」「こんなん試してみよう」という疑問やアイデアが無限に溢れてきて、さらにそれが本当に簡単に実現できてしまうので、もう楽しすぎて止まらなくなるんです。 これ....ある種の麻薬やで笑。
やっぱり楽しいことはもっと情報入れたくなるので、車乗ってる時もジム行ってる時も、ずっとイヤホンでAIエージェント関連の動画ばっかり見る始末。
これは珍しく「早く俺、飽きろ!」と思いましたね(健康被害が出そう 笑)。
とはいえ本当に便利なもので、「24時間文句言わずに働いてくれる優秀な秘書が3人くらいついた」という感覚です(いや、これ大袈裟じゃなく)。
ただ、弊社でこれを進めているのは、決して「人員削減したい」というわけではなく、「本来人間がすべき仕事に集中し、自分の仕事の”価値”を高めてほしい」という気持ちです。
おそらくそれが実現できたら、労働時間が減って、利益率が上がって、社員に還元できる額が増えると思います。
一方、今後は「AIでもできる仕事”しか”できない人の仕事はなくなる」とも感じています。
今後は「労働」に関する考え方が大きく変わる確信を得たような気がします。
社内で何か変える時は、いつも「一気に変える」と決めているのですが、今回も思ったよりもスムーズに行きつつあるのは、手前味噌ですが弊社だからここまでいけたような気もしています。
知人の会社の話ですが、知人は2代目社長(30代)で、周りは50代以上の先代の時からの社員さんばかりらしいのです。
この方も私と同様に、一気にAI化しようとしたのですが、古参社員達から猛反発を受け、今頓挫しそうだと言っていました。
あと、こういうことが向いてそうなスタッフ2名にも手伝ってもらって進めていますが、若い人はすごいですね。 私が何日も煙が出るほどやってきたことを、一瞬で理解してはるか先へ先へと行ってしまうという(笑)。
これは悔しかったですが、張り合ってる場合でもないので、彼らにいろんなことを任せることにしました(笑)。 まあ・・・ジジイにしてはよく頑張ったと自分を褒めてやろう(笑)。
これは今週から実用化したものですが、社内の発注や在庫管理なんかのアプリです。 これも、全て社内で弊社のスタッフが開発しました。
スマホアプリも開発済みで、今後はこれに色々機能を付け足していくことになります。 今までこんなものを外注して作ってたら数百万円かそれ以上の費用がかかっていたと思います。 とんでもない時代になったものです。
他にも、スタッフが仕事の合間にこの動画を片手間に作っていました。 こんな動画も、今まで外注してたらいくらかかったことやら・・・。
さて、よくいろんな技工士と話していて、みんな口を揃えて言うのは「技工以外の仕事は減らして、極力技工の仕事に集中したい」ということ。
今回AIエージェントを使って思ったのは、もちろん弊社くらいの規模の組織でも効果はありますが、個人ラボでも上手く使えば、技工に集中する時間を一気に増やせるのではないか、ということです。
あとは新しいことに取り組む「心理的ハードル」さえなくなれば、かなり楽になる技工士が増えるような気がします。
もし要望が多かったら、技工業務自動化の勉強会や情報交換会なんかを開催してもいいのではと考えています。
色んなラボでアイデアを持ち寄ったら、結構業界全体にいい流れがくるかも?
ってな感じで、最近取り組んできたことでした。 さあ今年もあと2ヶ月! 気を引き締めて頑張ろうと思います。
あと、最近はネットの情報流出や詐欺が多いので気をつけましょう!!
警視庁からも警告が出ております。
なかなかええネーミングセンスのアカウントですね(笑)。
以上、テキサス村田でした!!
