こんにちは、仁義なき村田です。去る4/7（日）に、東京で行われた日本顎咬合学会（日顎）の歯科技工士認定試験を受けてきました。日顎は日本で最大の歯科学会で、歯科医師の認定医制度は以前からあったのですが、今回初めて歯科技工士と歯科衛生士の認定制度を作るということだったので参加してまいりました。
正直、試験というものがかなり久々で、柄にもなく緊張しての上京でした。試験はマークシート方式でした。試験開始から30分経過したら退出してもいいとのことだったので、早く終わったので退出しようとしたら試験官の方に「名前は書いたか」と、しつこく聞かれました。正直、「名前書き忘れるアホがいるかよ」と思ったのですが・・。私は試験の「名前」ではちょっと苦い思い出があります。中二の時の国語の試験で、名前は書いたのですが、「村田彰弘」と書かないといけないところを「村田村弘」と書いてしまい、名前を間違えたということで０点になった事があります（笑）。先生にも「名前を間違えた奴は初めてや！」と怒られました。

まあ、今回の日顎の試験の結果は追って御報告します。あ、「受かってたら」報告します。

今回の「新聞QUINT」に載っていた、片岡繁夫先生のコラムが非常に良かったです。テクノロジーの進歩を柔軟に受け止められ、そしてそれを歓迎した上で、日本人の歯科技工技術のレベルの高さや、技術者としてのプライドのありかたを語られています。私も、片岡先生の言われている事は本当にその通りだと思いました。まあ私がこんなところで語るよりも、是非ともこのコラムを一読ください！

（前回からの続き）私は歯科技工士になるのが非常に遅かったので（２６歳で臨床に入りました）、それまでは色んな仕事をしてきました。思いついたものを幾つか書きます。

居酒屋厨房
レンタルビデオ店
引っ越しや
弁当屋
寿司屋出前
イベント設営
イベント企画
清掃業
映画のエキストラ
ガソリンスタンド
音楽スタジオ
ビデオ喫茶店
ライブハウス照明
４コマ漫画家
警備員
スーパーの陳列
露天商（縁日）
ティッシュ配り
テレクラ受付

などなど・・。これ以外にも、忘れたものや書けない仕事（もちろん違法ではありませんが！）なんかを含めるとこれの倍以上あるかと思います。

特に18～21位の時は、風貌がいささか派手でしたので、まともなところでは雇って頂けなかったという事情もあります。

そんな中で一番過酷だったのが、神戸でのガソリンスタンドの仕事でした。そのスタンドは、３０代半ばの店長と、８０前位のお爺さんのアルバイトと、ヤンキーギャル２名と私という変則的なスタッフ構成でした（笑）。

そのギャル二人は、全く仕事する気が無く（でも店長に可愛がられてたので許されてた）、そしてお爺さんはやる気はあるんですが体が動かず・・。結局私が一人で走り回っている状態でした。

しかし、そのスタンドが過酷な原因はそこではなく、いわゆる「その筋」の方々の御用達の店だったということです。近くにＡ組とＢ会という組織があり、毎日そこの方々が車を持ってこられて洗車するんです。

真冬でも、素手で冷水で手洗い洗車をしなければいけなかったので、めちゃくちゃ手が荒れました。また、急にスタンドに電話がかかってきて、「事務所まで車持ってきてくれ」と言われて、預かっていたベンツやセルシオやセンチュリーやロールスロイスなんかを運転して持っていく時の緊張感たるや・・・！ちょっとでもぶつけたら・・。

また、冬なんかは灯油も販売していましたので、「事務所まで灯油持ってきてくれ」と言われて持っていったら、「中に入ってストーブに給油しといてくれ」と言われて給油するときの緊張感たるや・・！ちょっとでもこぼしようものなら・・。

でも基本的には皆さんよくしてくださって、非常に可愛がってもらいました。ただ、Ｋさんを除いては・・。そのＫさんという方は、「いかにも！！」といった風貌と性格で非常に威圧感があり怖かったです。　接客態度にも非常に厳しく、少しでも声が小さかったらめちゃくちゃ怒られました。

ある日、私が体調が悪くボーっとしててＫさんが来られている事に気づかずに無視していると勘違いされたことがありまして・・。でも、また話が長くなりそうなんで、この続きは次回にまわしたいと思います。