ACTIVITY / 活動報告
こんにちは、「成人病のデパート」こと村田です。 先日、新しくリリースされたジルコニアディスク「レインボー」の発売記念セミナーで、片岡繁夫先生の講演を拝聴させて頂きに行って参りました。
平日の夜だったのですが会場は満員でした。 弊社からは５名で参加したのですが、意外と会場には知り合いはいませんでした。 この「レインボー」は、その名の通り７色のグラデューションから構成されており、非常に美しいサンプルを見せて頂きました。
今回はジルコニアディスクの説明が主かと思っていたのですが、嬉しい誤算といいますか、その時間のほとんどがハンズオン（モノリシックジルコニアへのステイニング）でした！ 私はトレセン卒業生ではなく、片岡先生のハンズオンを間近で拝見したことはほとんどなかったので、非常に嬉しかったです。
片岡先生が、築盛ではなく「ステイン」だけのハンズオンはかなり珍しいような気がしましたが、片岡先生もセミナーの中で、「最近のグラデューションディスクの美しさは目を見張るものがあるので、認めざるを得ない」とおっしゃっていました。 いかに「古いものを捨てる勇気」を持つかという事の重要性も力説されていました。
やはり片岡先生のような立場の方が、新しい技術・素材に対して肯定的な意見をおっしゃるというのは、本当に意義のある事だと、今回改めて感じました。 ただ、どれだけデジタルが発達しても、やっぱり大切なことは、基本的な「形態」の習得だという事を何度もおっしゃっていましたし、私自身その通りだと思います。 「職人魂」を感じる、非常に素晴らしいハンズオンでした。
今回は久々に有意義なセミナーでした。 終わった後、同行したスタッフと飲みに行きました。 店が家から歩いて２０分くらいの場所にあったので、帰りはタクシーには乗らず、「あいみょん」を聴きながら帰りました（最近好き 笑）。 しかし、１０代の女の子の代弁者の歌を聴いて心に染みてるオジサンはやばいな（笑）。
今回、久々に片岡先生にご挨拶させて頂きましたが、いつも先生は、私みたいなヨゴレ者に対しても紳士に対応してくださいます。 私も、「実るほどに頭（こうべ）を垂れる稲穂」でありたいと感じた夜でした。
先日、ついにあの作品が最終回を迎えました。 その作品とは、そう、「闇金ウシジマくん」です！！
まだ読まれていない方もいらっしゃると思うので、結末は書きませんが、まあ・・らしいと言いますか、やっぱりあれだけの事しておいてハッピーエンドは無いなあという感じです。
「闇金ウシジマくん」については、だいぶ前にここで書いた事があるのでそれを見て頂きたいのですが、この作品は本当に勉強になります。 若い人達は、是非とも一読して頂きたい内容です。
ウシジマくんは「トゴ（１０日で５割）」の暴利で金を貸す「闇金業者」です。 ちなみに、同じ闇金業者として有名な、「ミナミの帝王」の萬田銀次郎は「トイチ（１０日で１割）」です。
ちなみに法定金利は「年に１８％程度」と法律で決まっています。 なので、一万円を消費者金融で借りて１年間返さなければ、１年後に¥11,800にして返済するということになります。
ここで重要なのが「単利と複利」という考え方です。 単利は、「元金１万に対してだけの利息がつく」というもので、複利は、「元金プラス利息に、さらに利息がかかる」というシステムです。
アコムのような消費者金融は「単利」ですが、いわゆる「闇金」は、基本的に「複利」です。 では、「トイチの複利」で萬田銀次郎に１万円を１年間返済しなければどうなるでしょうか？
その答えは、なんと３１万円です・・・！！
「雪だるま式」に増えていくのが、複利そして闇金の怖さだと言えます。
でも、実は萬田はんはかなり優しいほうなんです。 では、「トゴ（１０日で５割）」のウシジマくんに１万円を借りて、１年間返済しなかったらいくらになるでしょうか？？
答えは・・・・・・
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な、なんと２１８億・・・・・・！！！！
とんでもない天文学的暴利です。 ではなんでこんなことになるかというと、最初は１万借りただけですが、１0日後には5割り増しの¥15,000にして返済しないといけなくなります。 そして、その１０日後には、「1万５千円の５割増し」の¥22,500に、その１０日後には「¥22,500の５割り増し」の¥33,750に・・・・という感じで、まさに雪だるま式に増えていくんです。 その結果、１年後には２１８億という金額になるという・・！！
メイウェザーなら１試合で返済できますが（笑）、一般人には破滅しか待っていないということになります（そもそもメイウェザーは1万円を借りない）。
この話は、「紙を４３回折ったら月まで届く距離になる」的な数字のマジックのような話ですが、「闇金ウシジマくん」を読めば、「絶対にヤバいとこからは金を借りるのやめよう」という気持ちになれると思うので、是非とも学校の教材にする事をオススメします（笑）。
ウシジマくんラストを読んでいて、私の知人が実際に巻き込まれた事件を思い出しました。
ある日、その知人が友人から 「スマホを契約して仲介業者にそのスマホを渡したら、報酬として１台１万円もらえる」という話を聞きます。 その業者が言うには、「スマホの契約料とか、月々の返済はこちら（業者）持ちなんで、そちらは一円も使うことなく、1台につき１万円もらえる」という話だったようです。
その後その知人は５台契約して渡し、実際に５万円という報酬を受け取ったらしいです。 しかし御察しの通り、その後「業者」は雲隠れし、その知人には５０万程度の契約料の返済義務だけが残ったという話です。 おそらくその「業者」は、スマホを海外とかに売り飛ばしていると予想できます。
話が来た時点でヤバい話と気づくべきなんですが、相当上手く話をされて信用したんでしょう。 逆に言うと、それくらい詐欺師の話術は凄まじいものだということでしょう。
と、まあここまではよくある話。 「美味しい話」に目が眩んだだけのことであり、これは自己責任以外の何物でもありません。
ただ、怖いのはここから。
知人が詐欺に遭って凹んでいると、後日「被害者の会のLINEグループが立ち上がったらしい」という情報を得ます。 傷心している彼は、早速そのLINEグループに参加します。 そこで慰め合いや、被害状況の情報交換なんかをする訳ですね。 そうすることで、少しは騙された傷も癒える訳です。
そしてそのグループに参加して何日か経ったある日、グループ内の一人がこういう事を言い出すんです。
「自分の知り合いに、審査なしでも簡単にお金を貸してくれる人がいる」
美味しい話に飛びつく人は得てしてお金に困っている人が多く、LNEグループ内でもスマホの契約金の返済に困っている人が多かったみたいです（友達や消費者金融では貸してもらえない）。
そこで登場するのがこの人です。
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私の知人は、幸い返済能力があったので大丈夫でしたが、お金の工面に困った人は、まさに「渡りに船」とばかりにこの闇金業者にお金を借りたそうです。 その人たちがどうなったかはわかりませんが。。。 おそらく「ウシジマくん」の登場人物のような毎日を過ごすことになったんだと思います。
もう御察しの通り、LINEグループにいた、闇金業者を紹介した人は、まさに「闇金業者そのもの」なんでしょう。 もっと言うと、最初からスマホ業者と結託して仕組んだ 「罠」だったという事です。
また、その後返済が出来なくなったら、女性なんかは「いい仕事紹介するで〜」と、お決まりの「夜の商売」を紹介されるという。 もっと言うと、その紹介する店も最初からグルだという話も（店側は労せず人材を確保でき、紹介する側は「紹介料」を得る事ができるwin-winの関係）。
そして夜の商売をしている女性は、得てしてストレスが溜まっている人が多く、結果ホストクラブにハマり、またそこで金が回らなくなり何度も闇金にお金を借りに来るようになる・・・という流れです。
まさにアリ地獄・・・・！！
めちゃめちゃ怖い・・・・。。。
最近はSNSやネットやメールなんかで、「元手なしで簡単に副業が出来る方法教えます！！」みたいな広告を見る事がありますが、実際にそんな「美味しい話」は世の中にたくさんあるのでしょうか？？
私が知っている限りは、そんな美味しい話はありません。 だいたいそういった広告は、「詐欺や悪質なマルチ商法」が多く、話を聞いていくうちに高額な教材を買わされたり、なんやかんやと登録料なんかを払わされたりで、結局数十万のお金を払うことになる事が多いみたいです。
そもそも、そんなに「濡れ手に泡の美味しい話」が本当にあるなら、そんなに簡単に他人に教えるはずが無いと思います。 まあ、実際には「美味しい話」はたまにはあるみたいですが、それはアンテナを常にビンビンに研ぎ澄ましている人が、「たまに単発でいい思いする」程度のことだと思います。
どうやら、何も考えずに楽して永続的に儲けようと思っている人に「美味しい話」が来るほど、世の中は甘くないみたいです。
やっぱり真面目に働くのが一番なのかなあ・・・と感じる今日この頃。
ただ、もし楽して稼げる「美味しい話」を持ってらっしゃる方がいらっしゃいましたら、いつでも情報お待ちしておりますのでよろしくお願いいたします（笑）。
